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悟 音
くんへ(2) 1999年8月26日
ブラジルのこと へ もどる
夏休みもあとわずかになってきました。
毎日、30度をこえる暑さが続いてたいへんですね。
今年の3月31日の日本の人口が、今日、発表されました。
1億2586万0006人です。
きのう送ったものは、2年前の数字なので、書きかえてください。
では、きのうのつづきを書きましょう。
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サンパウロ州:
日本人の血を受けついだ人たちのことを「日系人」と呼んでいます。
ブラジルで暮らしている130万人の日系人のうち、約80万人が
サンパウロ州に住んでいます。
このうち40万人がサンパウロ市とそのまわりのにある十いくつかの
市に住んでいます。
サンパウロ州は、日本の本州と同じくらいの広さです。
東は大西洋、西はパラナ川。東西600キロメートル。
海岸のサントス港はブラジルで一番大きな貿易港です。
サンパウロ市は、ここからけわしい海岸山脈をこえて、
車で約1時間のところにあります。
海岸から直線距離(まっすぐひいた線)で60キロメートルです。
サンパウロ市:
まわりを山に囲まれた850〜950メートルの高さにある街です。
陣馬山くらいの高さですね。950万人住んでいます。
まわりの市をふくめて グランジ サンパウロ(大サンパウロ)と
呼んでいますが、1500万人ぐらいになる大きな都会です。
世界で一番坂道の多い街だそうです。周りの山から流れてくる
たくさんの川はひとつになって、大西洋とは反対のほうへ、
600キロメートル西の、パラナ川に向かいます。
太陽が頭の真上に:
夏至(げし)や冬至(とうじ)。知っていますね。
日本とはちょうど反対で、日本の冬至の日は、ブラジルは夏至です。
サンパウロでは、夏至の日の正午、太陽は頭の真上にあります。
電柱や鉄棒の柱の陰がないんですよ。
サンパウロよりも北へいくと正午に太陽が真上にくる日が1年に
2回あります。アマゾンのマナウスですと赤道に近いので、春と
秋のお彼岸(ひがん)にそうなります。
江戸っ子:
東京で生まれて育った人のことを「江戸っ子」といいますね。
大阪は「浪速っ子(なにわっこ)」、北海道は「道産子(どさんこ)」
ブラジルでは、サンパウロの人を「パウリスタ」といいます。
リオ デ ジャネイロの人は「カリオカ」
一番南のリオ グランデ ド スウ州の人を「ガウーショ」
ガウーショは馬に乗った牧童(カウボーイ)です。
リオ グランデ ド スウにはヨーロッパ、おもにドイツから来た人が
多いです。昔から牧畜が盛んでした。おいしいぶどう酒もとれます。
(牧畜=ぼくちく――牧場で牛や馬、羊を飼うこと)
サンパウロや リオ デ ジャネイロの北にある、大きな州、ミナス
ジェライスの人を「ミネイロ」といいます。
ミネイロは、金やダイヤモンドなどの鉱山で働く人のことです。
ミナスジェライス州には鉱山がたくさんあります。
ブラジル人:
日本、韓国、中国、モンゴルなどの人は顔や体、髪の毛の色が
だいたい似ていますね。肌の色がヨーロッパの白人よりも黄色いので
黄色人種(おうしょく じんしゅ)といいます。
500年前までは、ブラジルにはインジオしか住んでいませんでした。
インジオは、何万年か前にアジア大陸から移動していった黄色人種です。
白人は、おもにヨーロッパの人だったのですが、アメリカや
オーストラリアなどに住むようになって世界中にいます。
肌の色が白く、髪は茶いろ、金いろ、銀いろ、くろなどいろいろ。
青い目の人もいますね。
黒人は、もともとアフリカにいる人たちですが、昔、白人のどれい
として、北アメリカや南アメリカに連れてこられました。
ブラジルでは、さとうきび を栽培(さいばい)するために、
300年くらいの間に、360万人の黒人がアフリカから連れて
こられました。
500年前に、ポルトガル人がブラジルにやって来たあと、インジオや
黒人との間にし子どもができて、またその子どもたちが結婚して、
子、孫(まご)、ひ孫、ひひ孫・・・・・と何代もたつうちに
黄色人種でもない、白人でもない、黒人でもないようなひとがだんだん
ふえてきました。バルドと呼んでいます。
きのう、書きましたね。100人のうち、
白人55人、バルド38人、黒人6人、その他1人。
みんなブラジル人です。
北の州に黒人が多い。昔奴隷が多かったから。
南の州では白人が多い。ヨーロッパから移ってきた人が多いから。
サンパウロはいろいろごっちゃまぜ。いろんな州から人が集ってきたから。
貧乏(びんぼう)人は、黒人や、バドルが多い。
大金持ちはほとんど白人。
ずっと昔、ポルトガル人が土地を持って、どれいを使っていたこと。
ヨーロッパの移民(移ってきた人たち)は、お金を持ってきたこと。
お金持ちは失敗しないかぎり、ずっとお金持ちです。
貧乏人は、どんなにがんばって働いてもお金持ちになれるチャンスが少ない。
とてもだいじなこと:
ブラジルには、日本よりも大金持ちがたくさんいます。
貧しくて、子どもたちを学校にも通わせられない家がうんとあります。
でも、住んでいるところで、学校で、働いているところで、公園で、
電車やバスの中で、レストランで、
白人、黒人、バルド、黄色人種
差別(さべつ)がなく、みんないっしょです。
ブラジルで産まれた子どもは、みんなブラジル人です。
学校: 日本とは少し違います。
7歳で入学して8年生まであります。
こどもはみんな入ることになっています。
しかし、貧しくて、家の手伝いや、働いて家計を助けるために
入れない子ども、とちゅうでやめてしまう子どもがたくさんいます。
全部の科目の成績が合格点にならないと、上の学年に上がれません。
成績が悪くて途中で止めてしまう子もいます。
州立や市立の学校は、日本のような立派な教室、体育館、プール、
広い運動場をもっていません。それに、生徒の数が多すぎて、
午前のクラス、午後のクラスと分けて授業をしています。
お金持ちの子どもたちが入る私立の学校でも、午前と午後を
分けているところが多いようです。
8年生を卒業すると、高校の試験を受けることができます。
高校で3年生までです。その上は大学です。
年々、学校に通う人はふえています。
(もみぢおばさんにも聞いて下さい)
名前で呼ぶ:
悟音くんのともだちは、悟音くんのことをなんと呼びますか?
「悟音くん」それとも「中村くん」?
ブラジルでは、みんな、苗字(みょうじ)ではなく名前でよびます。
大人どうしも、同じです。
こどもは、年上の人にも、先生にも名前で呼びかけることが多いです。
校長先生にでもそうですよ。
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それでは つづきは またあした。
どんなことを知りたいか、希望をメールで送って下さいね。
=志音のおじいさんから=
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