たかお・サンパウロ 雑記帖 2005年 4月 4日(月)

2005年4月

たかお・サンパウロ
高尾 彌太郎 様

 

ホームページを読ませていただきました。

少し僕の自己紹介をさせてください。

僕は、今、東京に住み、23歳で定時制の高校に在学していて、今年、卒業を控えています。卒業後、マナウスで仕事をしたいと思っています。 去年の7月から9月にかけて、ブラジルに行ってきました。まず、感じた事が貧困の差でした。

サンパウロの電車の中での物売りの人たち。 他でもいろんなところで目にした光景は今でも目に焼きついています。でも、すごい、いつも笑顔が溢れていて、僕を、金持ちの日本人としか見てくれない人もいたけど、それよりも、一人の人間として見てくれる人が大勢いました。金持ちの日本人として見られたのは、最初だけで、あとは、カボクロとかいわれたし、店に入ってもあんた金持ってんの?とか、平気で言われてました。だけど、それがまたうれしかった。

ファベーラに連れて行かれた時も、殺されるんじゃないかと思ってた。 でも、僕を家族と言ってくれ、ポルトガル語もあまり分からない僕に、丁寧に喋ってくれる。こんな、最高な経験はしたことは、今までなかったし、僕の心がどんどん温かくなっていく感じがしたんです。 そんなブラジルに一生お世話になりたいと考え始めました。

なぜ、ブラジルに行ったかというと、僕の今やりたい仕事というのが野生動物の保護活動なんです。それを、ブラジルでやりたいんです。 僕は、アマゾンのジャングルに生息する動物たちに、昔から憧れていました。

でも、実際、いろいろな、問題があることを、知る事が出来ました。 乱獲の問題。森林の伐採。船のなかから見た光景、丸裸にされたジャングルの隣は、山ほど積み上げられた。木。木。木。

これは、全部お前の国に運ばれるんだよ。と、聞いた時はショックで何もいえなかった。 現地の人の生活水準の低さも、僕が想像していた以上のものでした。

金があまっていて物好きな日本人が、ブラジルに旅行にきたと、思われてもしょうがないと感じました。動物の保護以上に、人間の生活も大事だし、それを変えていかないと、変われないとも感じました。

2ヶ月間という短い期間でとても多くの成長があったと思います。まだまだ、勉強不足なぶん、いくらでも情報がてにはいる、日本で、いろいろ情報を収集して、また、ブラジルに帰りたいです。

現地に行って、僕がどれだけやれるかはわからないけど、何年かかってもいいから、動物保全の最前線に立ちたいと、日々、奮闘中です。

 

今現在、僕は、MAIDE IN BRAZIL と言うフリーペーパーが発刊されているのですがそこのフォトライターをやらしていただいています。今、開催されている愛知万博にもブラジルの出展物の作成にたずさわらせていただきました。

今開催中の愛知万博のテーマは環境という事で、それにあわせ、『世界最大の熱帯雨林アマゾンを救え〜インディオと日系移民の知恵に学ぶ』プロジェクトを出店する事になっています。

出展内容は、パネル展示が瀬戸会場市民パビリオン内『地球の希望』長期展示ギャラリーで、3月25日から9月25にまで展示されます。

世界最大の熱帯雨林アマゾンの破壊の現実、インディオの知恵をヒントに日系移民たちが試行錯誤の末、開発した『アグロフォレストリー』(森林農業)にスポットを当て、破壊の抑制、自然の再生、貧困の解決という課題を克服していく姿を紹介します。また『アグロフォレストリー』のミニチュアやアマゾンの農作物を展示します。小型プロジェクターにて『アグロフォレストリー』に関する現地の貴重な資料、映像を公開します。

更に詳しいアマゾン問題の資料をリーフレットでアマゾンを特集記事として『MADE IN BRAZIL』に掲載し配布されます。

万博に向けMAIDE IN BRAZILも5万部を発行、配布と考えています。フォーホー飯島のブラジル旅日記という記事を載せているので機会があれば是非見ていただきたく思います。

後、今それに会わせ僕のホームページ『フォホー飯島のブラジルの空』を作成していてそちらにも力を入れています。 そこで、お願いがあるのですが、僕が作ったホームページのアドレスを管理者様のリンクに加えていただきたく思います。もしよければこちらからも管理者様のホームページを紹介したいと考えております。 多くの人のブラジルの良さだけではなく貧困問題、環境問題を知ってもらいたくはじめさせてもらいました。

まだまだこれから発展途上の私ですがよろしくお願いします。

お返事お待ちしております。

MADE IN BRAZILの表紙を送付ファイルとしてお送りさしていただきました。

 

ABCJpao 飯島 一郎

 

2005年4月

飯島 一郎 様

 

「たかお・サンパウロ」をご覧いただきありがとうございます。

まず用件から

1.ホームページ「フォホー飯島のブラジルの空」との相互リンクいにつて
  次回の更新でリンクのページに加えます。

2.『MADE IN BRAZIL』創刊号を読んでみたいのですが、
  郵送していただけませんでしょうか。 宛先ホームぺージにあります。
  http://www.takao.sanpauro.nom.br/takao/a90.html
  CEP 04159-000 は郵便番号です。

3.飯島さんからのメールは、最後の連絡先の部分を除いて
  勝手ながら下記宛に転送いたしました。あしからず。

  ブラジル稲門会の会員(約70名)
  メーリングリスト『私たちの40年!!』(125名)
       世話人: 和田 好司 さん wada@sawayaka.com.br
  メーリングリスト『world-friends』の
       世話人: 富樫 将人 さん tommyshow@mvc.biglobe.ne.jp

 

ところで、昨年、飯島さんがブラジルに来られた時期は、
『熱帯森林保護団体』の南研子さんが19回目のブラジル訪問と同じですね。

南さんは、2002年4月にサンパウロで講演をされています。
都合がつかず聴きにいけませんでしたが、
テーマは「アマゾン・インディオからの伝言」でした。

古い話ですが、私は1980年にブラジルに来て、1985年2月から1年と少し
SONYマナウス工場の立ち上げでマナウスに住んでいたことがあります。
インディオが住む奥地へ行ったことはありませんが、船の旅や釣りで、
喧噪の都会生活がら離れて自然に浸るときの安らぎを感じたものです。

飯島さんが『まず、感じた事が貧困の差』、『現地の人の生活水準の低さ』と
言われることはよく分かります。放っておけと言うわけわけではありませんが、
現在の私には、日本でのグローバリゼーション(アメリカスタンダード化)の
荒波で「貧富の差」が拡大し、家庭が破壊され、人の命が軽んじられていく。
そういうことがもっと恐ろしく感じています。

「貧富の差」「生活水準の低さ」の問題は、「彼らは貧しい」「水準が低い」と
思ってそれを「何とか解決してあげよう」という考えには疑問を感じます。

現代社会に生きる我々が「何か忘れているものがあるのではないか」。
南研子さんらが先住民の生活の中に何かを見いだして、我々の「生き方」
に問いかける。この視点がとても大切ではないでしょうか。

地球上のすべての人たちが「豊かで」「水準の高い生活」を目指したら
地球はひとたまりもなく潰れてしまうでしょう。

動物保全や自然破壊の抑制などの現地の仕事はとても大切なことです。
同時に、破壊の原因がどこにあるか。この根元を絶つことが必要です。
我々、現代文明社会に生きるものに問いかけられている緊急の課題です。

ホームぺージ『フォーホー飯島のブラジルの空』を見ました。
         http://blog.so-net.ne.jp/camila/
まだ、全部を見切れませんが、上に書いたような考え方を芯にして
見たこと、聴いたこと、感じたこと、考えたことなどを大いに伝えてください。

ホームページについて一言。
背景の黒地に、白文字が負けてとても読みづらいです。
明朝体の文字を「太字」にすると読み易くなります。

 

最後になりましたが、大森高校のホームページを見ました。
今年の夏のブラジルでの体験を「ブラジルの空」という題で発表し、
「生活体験発表会で都立大森高校飯島君、東京都教育委員会賞受賞」
の記事と、受賞の記念写真が載っていました。おめでとうございます。

これからのおつき合いよろしくお願いします。

 

たかお・サンパウロ  高尾 彌太郎
http://www.takao.sanpauro.nom.br/